指定弁護士の控訴について

 ◇4月26日、東京地裁(大善文男裁判長)が、「無罪判決」
 ◇5月9日、検察官役指定弁護士3人が、東京高裁に「控訴」
 ◇5月15日、小沢一郎元代表が「重大決意を固めた」と伝えられる。



小沢一郎−虚偽報告書流出−イスラエル佐藤優−ロシア−小沢一郎裁判控訴
2012年05月10日 00時46分02秒 | 【政治】《陸山会事件の捜査をめぐる虚偽の捜査報告書とみられる文書が、インターネット上に流出した。折しも、東京地裁の無罪判決を受けて民主党による小沢一郎元代表党員資格停止処分の解除、そして検察官役の指定弁護士が控訴するかどうかを最終判断するタイミング。流出の意図は、そして影響は−。》
〜2012年5月9日 東京新聞

東京地裁小沢一郎民主党元代表に下した無罪判決に対し、検察官役の指定弁護士が控訴を決め、小沢氏の刑事被告人としての立場が継続することは、復権への動きを本格化させる同氏にとって大きな制約となる。同氏周辺には驚きも広がっており、弁護士資格を持つ辻恵衆院議員は9日、記者団に対し「覆されることが考えにくい判決の中で、控訴することは極めて遺憾だ」と述べた。》
〜2012年5月9日 時事通信社

 ”その手の本”を読んでいる方ならば、表題にはピンとくるはずだ。
 佐藤優は何か知っているのではないか?
 取調べの際、石川知裕議員にICレコーダーでの録音を進言したのは佐藤優だし、彼はロシアとの深い関係を持つ外務省ロシアハウス出身の元外務官僚だし、加えてイスラエルとの関係もばかにならない。
 きっと佐藤優ならば何か知っているはずだし、場合によっては少なからず関与しているのかもしれない。
 しかし、9日の東京新聞を読む限り、彼はまるで先回りをするかのように自らの関与を”迷惑千万”と言って否定している。しかし、インテリジェンス・オフィサーの否定というものは、傍目からは意味のないことのようにも映る。

 そういったことを考えている最中に、小沢裁判の「控訴」のニュースが飛び込んできた。これには正直、並々ならぬ嫌悪感を感じた。
 小沢一郎に対する控訴は明らかにやり過ぎだ。今回のような国策捜査(もはや国策捜査の域すらも超えているが)はメディアも一枚噛んでいるのが普通だが、そのメディアとの同調性からも逸脱し、さらに指定弁護士による歯切れの悪い、言い訳がましい記者会見などは、無様を通り越して彼らが哀れですらある。
 どれほどの実弾(Money!)が動いたのか、はたまたどれほどの圧力が掛かったのかは不明であるが、この控訴劇はゆらぎの振幅幅が大き過ぎるのである。

 今回の控訴はどうやら一部の司法官僚が深く関わっているようである。つまり、小沢一郎は司法官僚によって潰されたとの”噂”がある。
 どなたか真相に詳しい方は教えて欲しい。
 どなたか事件全体を今一度分かりやすく俯瞰して欲しい。